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PP加工とは?

Q:博士、お店に並んでいるメニューブックにはラミネート加工で作るメニューブックと、もう一つPP加工のメニューブックというのもあるんですね。
そうだね、正確に言うと、どちらもラミネート加工の内に入るのだけど、使用するフィルムの原材料や加工方法が異なるため、一般的には両面を加工する場合の加工方法をラミネート加工、片面をPP加工と呼んでいる。ラミネート加工に用いるフィルムは前回話した様にPETフィルムとEVAでできているけれど、PP加工に使うフィルムはポリプロピレンというもので、耐熱性、透明性、ヒートシール性に優れているため、いろいろな包装用に使われているんだよ。

Q:ヒートシール性って、つまり熱でくっつくってこと?
そういうことだね。加工に必要な温度は、それぞれ適温があるけれど、だいたい110℃から130℃の間だね。この熱を加えて、しかも圧力をかけることできれいにピタッと均一にくっつくんだよ。

Q:なるほど。それで、ラミネーターというものにはヒートロールと呼ぶ、熱くなったローラーが入っているんですね。

そうだね。PP加工の場合は、フィルムの種類が違うだけでなく、フィルムの厚さもとても薄いものを使うよ。だから、仕上がりが全然ちがう。最近では、グラビア雑誌や新刊書のブックカバーなどにもたくさん使われているんだよ。

Q:なるほど。知れば知るほど面白いね。博士、ありがとう!

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